北千住おひとりさま

東京の大きな下町、北千住で過ごす20代男の日常など。

『足立食本』なるもの、チェックしました?

思った通り、更新が滞っている…笑

ブクログのレビューだけは頻繁に更新しているのですが(弁解

 

近況。

就職決まった!

だから大学院は今年度で終了して、長く続いた学生生活をオサラバしたい!

そんなわけで修士論文執筆!

…というわけで研究活動が最近の全てなのですが。

 

大仰なテーマ設定とか、

社会調査ゆえの諸々の先方とのやりとりとか、

研究室内のいろいろなプレッシャーとか、

諸々の後悔とか、

いろいろストレスを勝手に溜め込んで風通し悪い今日この頃なのです。

論文提出の2月頭まで、かなり長いマラソン状態となるかもしれません><

 

 

息抜きも兼ねて、最近の北千住。

マルイ内の紀伊国屋に行ったら、

 『足立食本』なるものが平積み!どころか一つの島になっててかなりプッシュされていました。

千住のお店もかなり紹介されているようですね。

 

ぴあ足立食本 2014―足立の魅力が詰まったおいしいお店209軒! (ぴあMOOK)

 

 

ちょっと前に『足立本』も他出版社から出てましたので、

これも合わせて足立の食を堪能しなきゃ、なところです。

 

足立本 (エイムック 2489)

足立本 (エイムック 2489)

 

 

 

人生のモチベーション、みたいなもの

友人と、久々に「語り合った」ような気がするので、その内容を思い出しながら備忘的に書いてみる。

 

問題提起は私。

就職活動がひとまず終わったので、先週はまるまる実家のある愛知県に帰省していたのです。

帰省中は、小中学校時代の旧友と連日飲んだりしていたのですが、

彼らと飲みながらする話って、

「昔はあんなことあったよねー」「誰誰は今何をやっているらしいよー」

に集約できてしまうことが、なんかつまらないなーと感じたわけです。

 

みなさんはそんなことありませんかね?

私はこの、思い出話の掘り返しと、第三者の近況でまとめられてしまう。

つまりは「“当事者である”お互いが、どんな気持ちで“いま”を生きているのか」って話ができないなー、と。

 

私のコミュニケーション力の不足なのか、はたまた昔が本当に輝かしい幸福だったのか、

日々何も考えていないのか、お互いに関心がないのか、それはわかりません。

ただ、毎回こんな感じの話のマンネリ展開になるのが予想されてしまうと、

「帰省するモチベーション」とか、「昔の仲間に会うモチベーション」がなくなっていくのではないかというのが怖くて仕方ないのです。。。

 

というのが、私が帰省中に感じたコト。

テーマは、成熟した旧友との付き合い方、です。

 

 

で、なんとなく昨日の会話の中で、いくつか理由についての考察を行ってみたわけです。

一番強いのは、“自分が彼らを、どこかすれた目で見ているのではないか”ということ。

だからこそ掘り下げた話を仕掛けられないのではないか。

 

このあたりからは、おそらく賛否両論な展開になります。笑

旧友たちの9割以上は地元の中学高校を出た後も、地元に進学して、地元市内で就職。

(ここからは勝手なイメージ)

きっと就職後も仕事へのモチベーションはまさに「金稼ぎ」で、“どうして働くのか?”と問われれば、迷わず“余暇のため”と答えそう。

仕事中は“自分”を殺して定時を待ち、定時とともに会社の外で“自分”を解放する。

“社畜”、とか自称してみたり。

地方だと、人生のモチベーションがそっちのほうになりがちなんじゃないかという、東京在住者としての(あまりに傲慢な)ステレオタイプがあるのです。

 

これって、小学校までの“ただひたすら休日を楽しみに生きてた生活”と変わらないんじゃないかと感じてしまった。

“勉強に対する、内発的なモチベーションのなかった”あの時代。

 移動に自動車が使えるようになったり、娯楽の中にアルコールとかが入ってきた程度の小さな変化はあれど、本質的には変わってない。

 

 

かたや私は都市づくりという業界に心奪われていて、

就職後もひたすら経験と勉強を積んで、

自分の理想とする都市づくり・まちづくりを常に考え続けて、

そしてそれが実現できる立場になりたい。

 

これをけっこう本気で妄想しているわけです(恥

すると、就職後の余暇も余暇として楽しめる自信はなくて、読書とか勉強に没頭していそうな自分が用意に想像できる。笑

 

 

私が長く学生やってたせいで、こんな理想主義的な思想になってしまったのでしょうか。

理念持って仕事に取り組むとか、人生を通じた自己実現だとか、そんな言葉は働き始めたらしがらみの中に消えていってしまうものなんでしょうか。

来年の今頃自分がどんなこと思っているか不安ではありますが…

 

 

こんな“勝手なあきらめ”、が、自分をすれた態度にさせているわけです。

 

 

でも、こんなことを感じるのも、結局は自分が彼らに踏み込まないからなんじゃないかなーと指摘された。

掘り下げて話してみたら、実は彼らなりの強い考えがあった、なんていう展開は大いにありそう。

知らずに彼らを批判する資格なんてないし、生きる美学みたいなものを強要することだってダメですよね。

 

「意外と掘ってみたら、面白いこと考えているかもよ」と、

そんな風に、昨日飲んだ友人には言われた記憶があります。笑

 

結論としては、次に旧友たちに会う時は、ちょっと掘り下げた話ができるように頑張ってみたいな、ということです。

思い切った“最近どーなのよ?”の言葉には、わりと強いチカラがある気がします。笑

街飲み北千住

街飲みに参加してみました。

とは言えリストバンドつけて居酒屋を2件利用しただけですが・・・。

 

北千住の街飲みは、リストバンド(前売り500円、当日700円)をつけると、

参加店舗での(お試し的な)飲食がおトクになります。

基本的にはドリンク200円(選択の幅は少し狭かったけど…)と、

お店毎に用意されている、ワンコインメニューを利用できます。

 

リストバンドは、“友達と楽しんでるので話しかけないでくださいよー”という意思表示と、

“友達作りたいんで話しかけてもらっていいですよー”という2通りの意思表示が、色で分かれています。

今回私は(そもそも一人での参加だったので)後者の意思表示のピンクのリストバンドを購入。

 

感想としては、結局誰が街飲み参加者かよくわからなかったというのと、自分がチキンだったことで、特に何もありませんでした。笑

なかなか世の中、都合よくはいかない…!

友達作れたらいいなーという下心を持って参加した私としては、待ちの姿勢だけじゃあかんなと気づかされました。笑

 

もちろん良かったのは、普段なかなか一人では居酒屋なんて入らないしハードルも高かったのが、

ワンコインメニューと200円ドリンクの存在のおかげで、入りやすくなったことですね。

ああ、この店こんな味なのかーってのがわかると、お互いにとって確かによいのかも。

 

ちなみに今回利用したのは下の2件です。

  

関連ランキング:焼き鳥 | 北千住駅牛田駅京成関屋駅

 

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東口を出て、土手方面へ歩くと右手に見えるオサレなお店。

ねぎの代わりにたまねぎが挟まっていたり、

からしをつけて食べたりする、室蘭焼き鳥という独特のジャンル。

外からは店内が見えず、少し扉を開けにくい店構えでしたが、今回思い切って入店してみました。

 

ワンコインメニューは、室蘭焼き鳥を4本セットでいただきました。

一般的な焼き鳥よりもタレも甘めで、からしもよく合って美味しかったです。

ビールと焼き鳥、といきたかったところですが、200円ドリンクはレモンサワーのみだったのが個人的には少し残念…

 

 

関連ランキング:串焼き | 北千住駅牛田駅京成関屋駅

 

2店舗めはこちら。
またまた焼き鳥です。笑
ちなみにこの大国ホルモンさん、私の地元に近い豊橋市にも店舗があって、そこでは昔の友人が店長をしてるとか。
そんな勝手な親近感で、個人的に気になってたお店です。

 

 

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レバテキ…かな?これがめちゃめちゃおいしかった!
新鮮なレバーをレアで焼いて、ごま油で味付けしてネギ。
これだけでビール一杯いけると思うので、また改めて来よう。笑
 
 
明日の街飲みはどうしようかなー?

 

「北千住を盛り上げよう!」な既往の取組みを探してみた。

タイトルの通り。

基本的にはネット検索です。

 

■学生によるもの

足立人図鑑

FC2ブログとFacebookページとがあります。

足立で働く人や輝く人に焦点をあてて、インタビュー映像をYoutubeにアップするなど。

 

せんじゅスタイル

行政(足立区役所)が、商店街活性化を目的に、

商店街振興組合連合会や北千住地区の大学(放送大学東京藝術大学東京未来大学帝京科学大学東京電機大学)と一緒にフリーペーパーを作るなど。

 

あだちアートアクセス 音まち千住の縁

足立区や東京都、東京芸術大学音楽学部(北千住にキャンパスがある)などが関わって作る、 「まちなかアートプロジェクト」。

「音」をテーマに、頻繁に市民参加型のスタイリッシュなアートイベントを開催しているようです。

協力アーティストの中には、さすがに自分も聞いたことのある“やくしまるえつこ”の名前も。

 

■特に主体を限定していないもの

CROSS WAVE SENJU

月〜土まで毎日(すご!!!)やってるらしい、始まったばかりのネットラジオ。

北千住駅前がスタジオとな。

 

SENJU X ROAD

株式会社CANというところが運営している、北千住のお店や、イベント情報をまとめたポータルサイト。

ちなみにこの会社のメインは整骨院事業で、そのひとつには私も通院してます(←

 

 

いろんな主体が「北千住おこし」してるみたいです。

「雑談力」とコミュニティ希薄化

前回に続いてまたもや書評です。

これまで取り上げてきた新書と違って、これは自己啓発に分類されるのでしょうか。

 

雑談力が上がる話し方―30秒でうちとける会話のルール

雑談力が上がる話し方―30秒でうちとける会話のルール

 

『声に出して読みたい日本語』から長く人気を博している、齊藤孝先生の2010年の著作です。

確か『声に出して〜』の第1作は金八先生第6シリーズ(2001年)の劇中でも活用されてたから、もう10年以上人気なのかー…(遠い目

※ちなみに私はかつて金八フリークを自負していました

 

本書の主張は一貫しており、会話において「結論を急ぐ」「中身や意味を求める」ことに陥りがちな現代人に対して、

「中身や結論のない会話」「仲良くなるための」が重要であること、それも大事なコミュニケーションであるということが繰返し説明されています。

 

 

そうした”雑談力”をいかに鍛えるか、いかに中身のない会話を展開させるのかという、

テクニカルな話が中盤では説明されていますが、

終盤では、そうした中身のない”雑談力”こそが、これからの時代にとても重要であるという主張がなされています。

 

ハウツー本ではありますが、

『もっと肩を抜いたっていいじゃないか』『遠回りも楽しいじゃないか』『心を開こう』といった、

ガチガチな現代社会に対するパラダイムシフトが提案されていると感じます。

通読するのに2時間とかからないので、多くの方が一息で読めてしまうのではないでしょうか。

 

 

さて、私は本書を、単身者と地域コミュニティ、という観点で読んでみました。

東京で単身者となると、家と勤務先、家と学校との往復が生活の大部分となり、

家の周りにある“地域コミュニティ”のようなものを意識することはないですよね。

サラリーマンになれば異動も当たり前で、1、2年程度の間隔で転居がある人が多いことを考えれば、必要性を感じないのも当たり前。

 

しかし、自分が“地域の中”に住んでいることを意識しなくなると、おのずと生活が自分中心になってしまう危険性が高いように感じます。

例えば、面倒なゴミ出しを前日の夜にしてしまったり、分別もいい加減になってしまったり。

大学生ともなれば仲間を集めて宅飲みパーティー。

テレビやステレオの音だって、外にどう漏れてるかはあまり気にならない。

 

このようにして、“地域”に対して自分の生活が胸を張れなくなった結果、

近所の人を見かけてもなぜか根拠もなく気まずさを感じて、うつむいたり目を合わせることを避けたり。

同じアパートの住人と遭遇しても、同じ行動をとったり…。

これは止められない負のスパイラルですね。

 

前置きが長くなりましたが、そこでこそ本書の「雑談力」が有効ではないかと感じました。

簡単に言えば、近所の人に会って挨拶できる力(本書では「挨拶プラスアルファが雑談である」と言っていますが)、雑談できる力は、

地域においてそれまでブラックボックス的であった自分という存在を、好印象で公開することにつながります。

『あそこのアパートの大学生、何考えてるのかしらねぇ(ヒソヒソ』といったイメージから、『挨拶してくれる感じのいい学生』といった風に。

中身がなくても笑顔で会話する習慣があれば、自分も地域に対して抱いている気まずさも消えるのではないでしょうか。

 

要は、近年言われている“コミュニティ希薄化”は、こうした中身のない会話を避ける、

雑談力の低さから来てる部分も大きいのではないかと。

少し大きく捉え過ぎな感もありますね…。

そんなことを、この本を読みながら感じました。

 

 

結論としては、私は地域コミュニティを感じたいので、

明日から地域に挨拶しよう、あわよくば「今日は天気いいですねー」くらい加えてみよう、というところでしょうか(笑)

『商店街再生の罠』と北千住

書評なんかも書いてみます。

単純に感想だけ書くんじゃなくて、北千住という街と照らし合わせて考察などできたらと。
 

商店街再生の罠:売りたいモノから、顧客がしたいコトへ (ちくま新書)

商店街再生の罠:売りたいモノから、顧客がしたいコトへ (ちくま新書)

 
初回はこの本。
本書では【商店街】というテーマに絞り、自治体を中心とした商店街再生に対する浅薄な試みを、独自の切れ味ある論調で斬っています。
 
商店街再生には、それぞれ「テーマパーク型商店街」「地域一番商店街」という二通りの目指し方がある、としています。
前者は「レトロ」「キャラクター」「B級グルメ」のような、一見さん向け、観光客向けの商店街。後者は地元客のリピート需要を狙うもの。
どちらが正解というものではないが、一貫していない施策、美辞麗句のみで実現の意思のない活性化計画、利用客を見ずに成功事例の表面的な模倣ばかりを行う公務員、といった数々の罠により、うまくいっていない、成功とは必ずしも言えない事例がコピペされ続けている現状を指摘しています。
 
 
中盤では、商店街再生に取り組む、公務員や商店主といった主体に着目し、前半で指摘されたようなことが繰り返される背景が考察されています。
公務員の素質や意識の問題、そして肝心の商店主のやる気のなさといった問題。
ここは著者自身の経験をふまえたところで、かなり踏み込んで言及されていて痛快です。
 
終盤では、著者の提唱する商店街再生のための戦略が提示され、「シェア」「地域経済循環」「趣味とコミュニティ」といった三通りの提言がなされています。
 
 
レビューって難しい。。。
 
そしてここから感想と考察。
多くの商店街の再生の試みが事例として紹介されていることにまずは驚かされますが、一般的に成功事例と言われているような「水木しげるロード」や「レトロ」を批判的に考察し、その功罪両面からの指摘は見事と言えるでしょう。
"地域内格差"の問題、つまりその再生施策によって誰が潤ったのかという視点は、テーマパーク型商店街を安易に採用しがちな自治体が配慮してほしいところです。
 
個人的に気になっていた、商店街が全国資本のチェーン店で侵食されていく現象についても多く言及されていたことが参考になりました。
シャッターのままにしておく理由、安定賃料の払えるチェーン店に貸す背景について丁寧に考察されています。
読む前は「つまんないけど、まあこれが資本主義なのかな。実際利用者としては個人商店より利用しやすいし、仕方ないよなー」くらいな意識だったのが、「安易なテナント誘致は確かに『まちの崩壊』を招くから、自治体が支援する際にはある程度そこにも介入しないとな」という認識に。
 
 
翻って北千住を考えてみると、例えば西口のきたろーど?商店街にはほとんど個人商店はなく、チェーンの不動産屋さんとチェーン飲食店、少しだけチャレンジショップ、という印象です。
さらに自動車と自転車で歩行者空間はいじめられ、個人的にはここが商店街だという印象は持てません。
アーケードがマクドナルドで一旦消え、隣の八百屋さんでまた復活している違和感は、その意識を助長します。
久繁氏は、商店街が生き残るためには大規模小売店や全国チェーン店の「効率」「高級」とは違う、「交流」という軸で勝負することが肝要だと述べていますが、私も別の経緯から同様のことを考えています。
単身者は地域コミュニティとのつながりを持ちにくいので、『下町人情』のような方法で街を味わうことができまさん。購買など消費を通じてしか地域に関わることができないと感じます。
にも関わらず街にはびこるのがコンビニチェーンや大規模小売店であると、そうした地域との関わりさえ絶たれてしまいます(頑張って個人店に行けばいいという説はあるけども…)。
 
チェーンや大規模資本が悪者だと言いたいわけではないのですが、無縁社会化が叫ばれる近い将来において、単身者や若い家族が地域を味わい、コミュニティを形成していくためにも、
本書で提言されているようなスローフード型、交流型の新しい商店街再生が広まっていくことを願います。
千住の街が特別衰退している印象はありませんが、何かできたらなとは漠然と感じます。
 
 
なんか本当にまとまっていない。
書き続ける中で慣れていきたい…(ーー;)
 
 

就職

実は私、就職活動中でした。

そして本日、無事に希望の就職先へ行けることが決定しました。

 

来春からは自治体の建築職員として働くこととなります。

特に、都市政策に関して様々な先進的取組みをしている自治体で勉強させていただくことになりました。

 

ひとまずご報告までに。

就職のその日までに、ここ北千住の地でも多くのことを学んでいきたいと思っております。